臨床化学

92 特定健康診査について誤っているのはどれか。
1.対象者は 40〜74 歳である。
2.根拠法は健康増進法である。
3.基本項目に尿蛋白が含まれる。
4.実施主体は医療保険者である。
5.メタボリックシンドロームに着目している。

14 動脈血ガス分析の所見を示す。
pH ：7.32、Na^+ ：142 mEq/L、Cl^- ：106 mEq/L、HCO^3- ：24 mEq/L
考えられる病態はどれか。
1．尿毒症
2．乳酸アシドーシス
3．尿細管性アシドーシス
4．原発性アルドステロン症
5．糖尿病性ケトアシドーシス

28 血流依存性血管拡張反応に影響を与えない因子はどれか。
1.飲 水
2.喫 煙
3.月経周期
4.カフェイン
5.ビタミン C

21 動脈血酸素含量の算出に必要なのはどれか。2つ選べ。
1．PaO2
2．SpO2
3．心拍出量
4．ヘモグロビン濃度
5．混合静脈血酸素分圧

35 上昇するアイソザイムと疾患の組合せで正しいのはどれか。
1.ALP1 ・・・閉塞性黄疸
2.ALP2 ・・・悪性腫瘍の骨転移
3.ALP3 ・・・肝硬変
4.ALP4 ・・・腎不全
5.ALP5 ・・・潰瘍性大腸炎

61 血漿鉄消失時間の測定結果を別に示す。 考えられるのはどれか。
1.鉄欠乏性貧血
2.巨赤芽球性貧血
3.再生不良性貧血
4.二次性赤血球増加症
5.自己免疫性溶血性貧血

53 肺の特殊染色標本を別に示す。染色法はどれか。
1．Gram 染色
2．orcein 染色
3．Giemsa 染色
4．Grocott 染色
5．mucicarmine 染色

12 脂質異常症の WHO 分類のうち、LDL-コレステロールとトリグリセライドがともに高いのはどれか。
1．Ⅰ
2．Ⅱ b
3．Ⅲ
4．Ⅳ
5．Ⅴ

81 HEp-2 細胞を核材に用いた抗核抗体の蛍光抗体法による染色写真を別に示す。最も考えられる疾患はどれか。
1.関節リウマチ
2.CREST 症候群
3.Sjögren 症候群
4.混合性結合組織病
5.全身性エリテマトーデス

65 自己免疫性溶血性貧血で高値を示すのはどれか。2つ選べ。
1.フェリチン
2.網赤血球数
3.間接ビリルビン
4.ハプトグロビン
5.総鉄結合能

次の文を読み83、84 の問いに答えよ。
30 歳の女性。出産後に発熱が続き、蝶形紅斑および蛋白尿を認めたため入院した。
腎生検を行い、蛍光抗体法によって C1q を染色した結果を別に示す。

83 血液検査で認められる可能性が高い所見はどれか。2つ選べ。
1．大球性貧血
2．好中球増多
3．リンパ球減少
4．γ-グロブリン低下
5．補体活性低下

89 移植について正しいのはどれか。
1．造血幹細胞は末梢血から採取できない。
2．ヒトからヒトヘの移植を同系移植という。
3．急性拒絶反応は細胞傷害性 T 細胞が関与する。
4．移植後 GVHD はレシピエント由来のリンパ球が関与する。
5．肝臓移植では他の臓器移植より高い HLA 適合性が求められる。

50 左心不全症例の肺の特殊染色標本を別に示す。染色法はどれか。
1．Alcian blue 染色
2．Berlin blue 染色
3．methylene blue 染色
4．Nile blue 染色
5．toluidine blue 染色

96 磁場を起電力に変換するトランスデューサはどれか。
1．ストレンゲージ
2．差動トランス
3．ホール素子
4．サーミスタ
5．圧電素子

99 医療に関わる個人情報について正しいのはどれか。2つ選べ。
1．検体検査の結果は個人情報に含まれない。
2．患者は自身の診療録の開示請求ができる。
3．臨床検査技師には法による守秘義務は課されていない。
4．個人情報はあらかじめ定めた利用目的の範囲に限り利用できる。
5．患者の同意がなくても検査依頼医は検査後の血液を研究に利用できる。

55 子宮頸部擦過細胞診の Papanicolaou 染色標本を別に示す。矢印で示すのはどれか。
1．カンジダ
2．クラミジア
3．トリコモナス
4．クリプトコッカス
5．サイトメガロウイルス