臨床化学

65 網赤血球について正しいのはどれか。
1.成熟赤血球より比重が大きい。
2.デオキシリボ核酸を多く含む。
3.健常人では総赤血球数の約8%を占める。
4.正染性赤芽球から脱核直後の赤血球である。
5.採血後の時間経過に従い、採血管内で増加する。

100 回転半径 20 cm の遠心器を 3,000 rpm で運用するとき、およその比較遠心力はどれか。ただし重力加速度を 9.8 m/s^2 とする。
1.      100
2.     500
3.  1,000
4.  2,000
5.  4,000

53 FISH 法について正しいのはどれか。2つ選べ。
1．標本は永久標本となる。
2．染色体転座の検出に用いる。
3．観察には偏光顕微鏡を用いる。
4．キメラ遺伝子の検出に用いる。
5．核はフルオレセインイソチオシアネートで染色する。

29 膜構造でないのはどれか。
1．小胞体
2．リボソーム
3．エンドソーム
4．ミトコンドリア
5．ゴルジ装置

92 新生児マス・スクリーニングの対象疾患のうち、タンデムマス法が導入されて追加されたのはどれか。2つ選べ。
1.クレチン症
2.ガラクトース血症
3.プロピオン酸血症
4.ホモシスチン尿症
5.メチルマロン酸血症

95 生体信号をデジタル記録する場合、最も高いサンプリング周波数が必要となるのはどれか。
1.脳 波
2.脈 波
3.筋電図
4.心音図
5.心電図

1 RT-PCR 法が診断に有用なのはどれか。
1.Turner 症候群
2.DiGeorge 症候群
3.真性赤血球増加症
4.慢性骨髄性白血病
5.Prader-Willi 症候群

48 病理学的検査において使用される有害物質で、管理濃度が 0.1 ppm であるのはどれか。
1.アセトン
2.キシレン
3.メタノール
4.クロロホルム
5.ホルムアルデヒド

53 肺の特殊染色標本を別に示す。染色法はどれか。
1．Gram 染色
2．orcein 染色
3．Giemsa 染色
4．Grocott 染色
5．mucicarmine 染色

80 RhD 陰性の妊産婦への抗 D 免疫グロブリンの投与時期として正しいのはどれ か。
1.妊娠8週
2.妊娠 16 週
3.妊娠 24 週
4.妊娠 32 週
5.分娩後 72 時間以内

54 組織の固定について正しいのはどれか。
1.ホルマリンは特定第3類物質である。
2.固定する組織体積の 10 倍以上の固定液が必要である。
3.遺伝子検査目的の検体の固定時間は 72 時間以上が望ましい。
4.ホルマリンの浸透速度は室温で1時間に5〜10 cm 程度である。
5.グルタールアルデヒドの浸透速度は1時間に1〜5cm 程度である。

62 透過光を用いた血小板凝集能測定の方法について誤っているのはどれか。
1.空腹時に採血する。
2.EDTA 加血漿を使用する。
3.多血小板血漿の血小板数を確認する。
4.血小板が凝集すると光透過度が増加する。
5.凝集惹起物質にアデノシン二リン酸を用いる。

52 軟骨組織の特殊染色標本を別に示す。染色法はどれか。
1．azan 染色
2．Berlin blue 染色
3．Alcian blue 染色
4．mucicarmine 染色
5．toluidine blue 染色

57 H-E 染色標本AとPAS 染色標本Bを別に示す。 病原微生物はどれか。
1.赤痢アメーバ
2.トリコモナス
3.アスペルギルス
4.クリプトコッカス
5.ヘリコバクター・ピロリ

76 異常プリオン蛋白によって起こるのはどれか。
1．Alzheimer 病
2．Creutzfeldt-Jakob 病
3．進行性多巣性白質脳症
4．筋萎縮性側索硬化症
5．ギラン・バレー症候群

7 腹水検査で滲出液を示唆する所見はどれか。
1．LD ・・・140 U/L
2．比 重 ・・1.014
3．細胞数 ・・15 個/μL
4．蛋白濃度 ・・4.5 g/dL
5．細胞成分 ・・中皮細胞主体